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2023年オリックスが優勝し強いチームになりつつある

オリックス阪神、同一シーズンに初めて優勝。関西の名勝負へ

プロ野球の舞台で、オリックス阪神が同じシーズンに優勝を達成したのは、前身の阪急を含めても初めての快挙となりました。もし彼らが来月のクライマックスシリーズで成功を収めれば、日本シリーズで59年ぶりの「関西対決」が現実のものとなるでしょう。

今季のプロ野球で、セ・リーグ阪神兵庫県西宮市に本拠を置く甲子園球場での18年ぶりのリーグ優勝を9月14日に達成しました。一方、パ・リーグオリックスは、本拠地である京セラドーム大阪で9月20日夜にリーグ3連覇を達成しました。

1950年(昭和25年)以降のプロ野球が2リーグ制となってから、阪神は6回目のリーグ優勝、オリックスは前身の阪急を含めて15回目のリーグ優勝となります。しかし、同じシーズンに両チームが優勝したのは今回が初めてのことです。

1972年(昭和47年)には、両チームが初めて同時に前半戦首位で折り返しました。その年、阪急は福本豊選手がシーズン世界記録となる106個の盗塁を決めてチームを牽引し、リーグ連覇を成し遂げました。一方、阪神は2位で、巨人の連覇を阻むことはできませんでした。

1984年(昭和59年)には阪急が、翌1985年には阪神が、それぞれリーグ優勝を果たしましたが、優勝年が1年ずつ違いました。それぞれの優勝シーズンでは、阪急のブーマー選手と阪神ランディ・バース選手が三冠王に輝くなど、打線をけん引しました。その後、両チームの「黄金期」は時期がかぶらず、同じシーズンでの同時優勝は実現しませんでした。

オリックスは、1995年(平成7年)に阪神・淡路大震災が発生した際、「がんばろうKOBE」をスローガンに掲げ、仰木彬監督の下で活躍したイチロー選手を中心にリーグ連覇を達成しました。しかし、阪神はその2年間、最下位に沈みました。

2000年代に入ると、阪神が2003年(平成15年)に星野仙一監督の指導のもと、井川慶投手が20勝を記録し、18年ぶりのリーグ優勝を果たしました。さらに2005年(平成17年)には、岡田彰布監督の指導の下、ジェフ・ウィリアムス投手、藤川球児投手、久保田智之投手の「JFK」と呼ばれる継投陣容でリーグ優勝を成し遂げました。一方、オリックスは2003年は6位、2005年は4位に終わりました。

2021年(令和3年)は、阪神オリックスが49年ぶりに同時に前半戦首位で折り返しましたが、終盤で阪神が失速し、優勝を逃しました。

関西を本拠地とする2つのチームによる日本シリーズは、1964年(昭和39年)に阪神と南海(現在の福岡ソフトバンクホークス)の対決が1度だけ実現しました。この日本シリーズでは南海が4勝3敗で日本一に輝き、ジョー・スタンカ投手が3回の完封勝利を挙げる活躍を見せました。

この対決は、両チームの親会社が大阪市の梅田と難波に本社を置いていたことから「御堂筋シリーズ」とも呼ばれました。クライマックスシリーズのファイナルステージで、阪神オリックスが共に勝ち進むことがあれば、日本シリーズでの「関西対決」は59年ぶりの復活となるでしょう。

 

そんなオリックスは、魅力のあるチーム?

 

オリックスは、阪神に比べて見ると、過去の優勝回数は多くなります。しかし、親会社が変わったりチームの歴史が少ないという点が挙げられます。阪神は歴史的な球団であり、巨人と肩を並べるほどファンもいます。ファン層も広い一方で、オリックスは比較的新しい球団であり、パ・リーグという加盟から阪神に比べてファンは少ない感じです。

また、球団の本拠地も異なり、阪神甲子園球場を本拠地とし、その歴史や伝統がある一方で、オリックスは京セラドーム大阪を本拠地とし、比較的新しい球場です。このため、球場の雰囲気やファンの熱気も異なると言えます。

ただし、オリックスも近年、リーグでの成功を収めており、優れた選手や指導陣を抱えています。パ・リーグでの連覇や、プレーオフでの好成績など、チームの実力が向上しています。今後、オリックス阪神と競り合い、新たなライバル関係を築いていく可能性もあります。